きっ甲金網
きっ甲金網とは、金網の中で最も古い歴史をもち、一般にも広く知られている金網です。
網目は、隣接する線をねじり合わせて六角形、すなわち、きっ甲状に作ったものです。養鶏用、養兎養など日常的に一番目にふれる金網です。
また、取扱いやすく作業性にも優れていることから建築現場の危険防止用の網など一般産業用資材としても幅広く利用されています。
特性
養鶏、養兎などの家畜・園芸用、そして建築用など多方面に使用されてきましたが、近年は材料に亜鉛めっき鉄線、ステンレス鋼線が使用されたことにより製品の耐久性が一段と向上したことで、工事の際の取り扱いが容易なことも加わって工業・鉱・砿業分野での危険防止網、モルタル下地網、補強網、漁業用各種資材、また法面工事の資材として幅広く使用されています。
2本の線が相互に撚り合わさった連続体構造の網目群であるため工事施工後に線の一部が破断しても全体に裂け拡がる弊害がなく、こうした長所を生かして河川護岸用のじゃかごにも使用されています。
材質は、なまし鉄線、亜鉛めっき鉄線、着色塗装亜鉛めっき鉄線、合成樹脂被覆鉄線、ステンレス鋼線などがあります。